複数のスチール板を組み合わせたベースに、綿布のシェードを合わせたデスクランプです。
ベースは面を分けて構成することで、見る方向によって輪郭や陰影が変化する形状としています。
表面には、塗装職人との試作を重ねて選定した、細かな肌目と繊細な光沢を持つサテン塗装を施しています。
図面上の意匠をそのまま形にするのではなく、実際の素材や製造工程と向き合いながら、形状や仕上げを整えていく。
素材に無理をさせず、工法にも無理をさせない。
その製品にとって自然なつくり方を探ることも、私たちはデザインの一部だと考えています。
点灯すると綿布を透過した光がシェード全体に広がり、サテン塗装のベースには、それぞれの面に沿ってやわらかな陰影が現れます。
[金属塗装 / サテン仕上げ]
金属の表面に塗膜を施す技術は、古くから素材を錆や腐食から守り、色や艶を与えるために用いられてきました。
日本でも、鉄・銅・真鍮などの金属に漆を焼き付ける焼付漆をはじめ、素材の性質に合わせたさまざまな表面仕上げが行われてきました。
時代とともに使われる材料や道具は変化し、現代ではスプレーガンによる吹付塗装や焼付塗装、粉体塗装など、より安定した品質をつくるための工法へと発展しています。
時代を経て、使われる材料や道具、製作方法が変化しても、伝統的な技法と現代の工法は、切り離されたものではありません。
素材を知り、その性質に合わせて工法を選び、より良い仕上がりを求めて技術を更新していく。
その積み重ねの延長に、現在のものづくりがあります。
サテン仕上げは、塗膜の表面に細かな肌理をつくり、光沢を抑えながらも、光を受けることで繊細な艶を生み出す仕上げです。
鏡面のように光を強く反射するのではなく、微細な凹凸が光を細かく受けることで、見る角度や周囲の明るさによって穏やかに表情が変化します。
均一な塗膜の中に細かな質感をつくり、金属の硬質さを残しながら、光とともに変化する繊細な表情を生み出します。
※製品の特性上、ムラや表情に個体差があります。
ハンドメイドならではの特徴としてご了承ください。
type:テーブルライト / フロアライト
size:Φ215 / H300 / 2.5kg
material:スチール / 綿
lamp:E17