高天井ハロゲン
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OUTLINE
高天井ハロゲンとは?
高天井ハロゲンとは、倉庫や工場、大型商業施設、体育館などの高い天井に設置されるハロゲンランプを使用した照明のことを指します。一般的な天井照明よりも光量が強く、広範囲を照らすことができるため、作業効率を向上させる役割を持っています。しかし近年では、LED技術の発展に伴い、従来のハロゲン照明からLED照明への移行が進んでいます。
高天井ハロゲンの特徴
高天井ハロゲンは、主に以下のような特徴を持っています。
高い光束(ルーメン)を提供
広範囲を明るく照らせるため、大規模な施設に最適。
暖かみのある光
ハロゲン特有の自然な光色(3000K前後)で、目に優しい照明環境を提供。
即時点灯
水銀灯や蛍光灯と異なり、スイッチを入れるとすぐに点灯する。
高天井ハロゲンのメリット
広範囲を均等に照らす
高天井ハロゲンは、強力な光を放つため、倉庫や工場などの広い空間をムラなく照らします。
比較的安価な初期コスト
LED照明と比較すると、ハロゲンランプは購入時のコストが安いため、初期投資を抑えたい場合には有利です。
自然な光色
ハロゲンランプの光は演色性が高く、色の再現性に優れています。これにより、作業環境の視認性が向上し、正確な作業が可能になります。
高天井ハロゲンのデメリット
消費電力が大きい
ハロゲンランプは高出力ですが、その分消費電力も大きいため、電気代が高くなります。
発熱が大きい
ハロゲンランプは発熱量が多いため、夏場の室温上昇の原因となることがあります。また、長時間使用すると、照明機器自体が高温になり、安全対策が必要になる場合もあります。
寿命が短い
一般的な高天井ハロゲンの寿命は約2000~4000時間と短めであり、頻繁に交換が必要になります。特に高所に設置される場合、交換作業にはコストと時間がかかります。
高天井ハロゲンからLEDへの移行
近年、LED技術の発展により、高天井照明の主流はハロゲンからLEDへと移行しています。LED照明は以下のようなメリットを持ちます。
省エネルギーで電気代を削減
LEDはハロゲンと比べて消費電力が50~80%程度削減できます。これにより、長期的に見れば電気代を大幅に節約できます。
寿命が長い
LEDの寿命は約50,000時間以上とされており、ハロゲンランプの10倍以上長持ちします。そのため、交換頻度が少なく、メンテナンスコストも抑えられます。
発熱が少ない
LEDは発熱が少ないため、空調負荷を軽減でき、特に夏場の施設の温度管理にも貢献します。
環境に優しい
LED照明は水銀などの有害物質を含まず、廃棄時の環境負荷も低減できます。
高天井ハロゲンのLED化で得られる効果
LEDへの移行によって、以下のような効果が期待できます。
- ・電気代の削減 → 毎月のコストを大幅に削減。
- ・交換作業の軽減 → 長寿命なので頻繁な交換が不要。
- ・安全性の向上 → 低発熱で火災リスクを低減。
- ・CO2削減 → 環境に優しいエネルギー消費へ貢献。
高天井ハロゲンのLED化の際の注意点
LED照明に切り替える際には、以下の点に注意しましょう。
適切な明るさを選ぶ
高天井照明に適した高ルーメン(15,000~30,000lm)のLEDを選択。
光の分布を確認する
照射角度や拡散性能をチェックし、必要な範囲をしっかり照らせるものを選ぶ。
補助器具の互換性
既存の照明器具と互換性があるか確認し、必要なら器具ごと交換を検討。
まとめ
高天井ハロゲンは、かつて工場や倉庫などの大規模施設で広く使用されてきましたが、LED技術の発展により、より省エネで長寿命なLED照明への移行が進んでいます。LED照明への切り替えは、電気代の削減、メンテナンスコストの軽減、環境負荷の低減といった多くのメリットをもたらします。もし現在、高天井ハロゲンを使用しているのであれば、LEDへの移行を検討することで、長期的なコスト削減と環境対策の両方を実現できるでしょう。