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トイレ照明

(株)桜井屋灯具店では、下記事業を展開しています。
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トイレ照明とは?狭い空間だからこそ差が出る“光の設計”

トイレ照明とは、トイレ空間を快適かつ安全に使うために設置する照明のことです。

面積が小さく、滞在時間も短いため、照明計画が軽視されやすい場所ですが、実は住まいの中でも照明の影響を強く受ける空間のひとつです。

暗すぎれば不安を感じ、明るすぎれば落ち着かない。

トイレは「用を足すだけの場所」ではなく、一人で過ごす静かな時間でもあります。

そのため、トイレ照明には機能性と心理的な快適さの両方が求められます。

トイレ照明の役割とは?

トイレ照明の役割は、大きく分けて3つあります。

まずひとつ目は、安全に使用できる明るさを確保することです。

足元や便器周りがしっかり見えることで、転倒や不安を防ぎます。

ふたつ目は、清潔感を保つこと。

照明が暗いと、どうしても不衛生な印象になりがちです。

適切な照明は、空間を明るく清潔に見せてくれます。

そして三つ目が、落ち着ける雰囲気をつくることです。

トイレは個室であり、短時間でも気持ちを切り替える場所です。

照明の質によって、居心地は大きく変わります。

トイレ照明が後回しにされやすい理由

トイレはリビングやキッチンに比べ、注目度が低い場所です。

そのため、「最低限明るければいい」と考えられ、照明計画が簡素になりがちです。

しかし、実際に住み始めてから

「まぶしくて落ち着かない」

「夜中に使うと目が覚める」

「影ができて暗く感じる」

といった不満が出やすいのもトイレ照明の特徴です。

小さな空間だからこそ、照明の影響がダイレクトに表れるのです。

トイレ照明の基本構成

トイレ照明は、主に以下の構成で考えます。

  • ・空間全体を照らすベース照明
  • ・雰囲気を整える補助照明

広さが限られているため、照明の数は多くありませんが、配置と光の質が重要になります。

ベース照明の考え方

ベース照明は、トイレ全体を均一に照らす役割を担います。

天井に設置するダウンライトや小型シーリングライトが一般的です。

ここで注意したいのが、「明るすぎないこと」。

狭い空間で強い光を使うと、反射が強くなり、落ち着かない印象になります。

柔らかく広がる光を選ぶことで、圧迫感を抑えることができます。

トイレにダウンライトが選ばれる理由

ダウンライトは、天井がすっきり見え、空間を広く感じさせる効果があります。

器具の存在感が少ないため、狭いトイレとの相性が非常に良い照明です。

ただし、設置位置を誤ると、体の影が便器に落ちてしまい、暗く感じることがあります。

中央寄り、または少し前方に配置することで、影を軽減できます。

補助照明でトイレの印象が変わる

トイレ照明は、ベース照明だけでなく、補助照明を取り入れることで印象が大きく変わります。

壁面をやさしく照らす間接照明や、背面に設けたアクセント照明は、空間に奥行きと落ち着きを与えます。

特に来客用トイレでは、補助照明を取り入れることで、ワンランク上の印象になります。

トイレ照明の色温度の考え方

トイレ照明では、色味選びも重要です。

白すぎる光は清潔感がありますが、冷たく感じることがあります。

一方、暖色寄りの光は落ち着きますが、暗く感じる場合もあります。

程よく温かみのある色味を選ぶことで、清潔感とリラックス感を両立しやすくなります。

トイレ照明でよくある失敗

トイレ照明で多い失敗のひとつが、「とにかく明るい照明を選んでしまう」ことです。

狭い空間では、光が強すぎると目に負担がかかり、居心地が悪くなります。

また、スイッチを入れた瞬間に強い光がつくことで、夜間に目が覚めてしまうケースもあります。

照明は、使う時間帯まで考えて選ぶことが大切です。

夜間利用を意識したトイレ照明

トイレは夜中に使うことも多い場所です。

そのため、夜間の使いやすさは非常に重要です。

足元が見える程度のやさしい光や、間接照明を併用することで、眩しさを抑えつつ安全性を確保できます。

夜用と通常用で照明を使い分ける考え方も有効です。

トイレ照明と清潔感の関係

照明は、空間の清潔感を大きく左右します。

暗いトイレは、どうしても汚れが目立たず、印象も悪くなりがちです。

適切な明るさと光の広がりは、トイレを清潔で整った空間に見せてくれます。

トイレ照明で暮らしの質が変わる

トイレ照明を見直すことで、

「落ち着かない場所」から「安心して使える空間」へと変わります。

短い時間しか使わない場所だからこそ、快適さの差を強く感じやすいのです。

トイレ照明のまとめ

トイレ照明は、明るさだけでなく、光の質や配置が重要な空間です。

狭い場所だからこそ、照明の影響は想像以上に大きくなります。

清潔感・安全性・落ち着き。

これらをバランスよく満たすことで、トイレは快適な空間になります。

照明を少し工夫するだけで、毎日の満足度は確実に高まります。

来客用トイレと家族用トイレで異なる照明の考え方

トイレ照明は「トイレだから同じでいい」と考えられがちですが、

実は来客用トイレと家族用トイレでは、求められる役割が大きく異なります。

使う人・使われ方・滞在時間・心理的な距離感が違うため、

照明に求められる“正解”も変わってきます。

この追記パートでは、それぞれのトイレに適した照明の考え方を詳しく解説します。

来客用トイレに求められる照明の役割

来客用トイレは、家の中でも「他人に見られる唯一の個室」です。

そのため、機能性以上に印象づくりの役割が大きくなります。

来客は短時間しか使わないものの、

「暗い」「古い」「落ち着かない」と感じると、住まい全体の印象にも影響します。

来客用トイレの照明では、

清潔感・安心感・さりげないおしゃれ感を意識することが重要です。

来客用トイレは“雰囲気重視”が基本

来客用トイレでは、明るさを最優先にする必要はありません。

むしろ、少し落ち着いた明るさの方が、上質な印象を与えやすくなります。

天井照明だけでなく、壁面をやさしく照らす補助照明を取り入れることで、

ホテルのような落ち着いた空間を演出できます。

直接光源が目に入りにくい配置にすることで、

「まぶしい」「居心地が悪い」と感じさせない配慮も大切です。

来客用トイレで避けたい照明の考え方

来客用トイレでよくある失敗が、

家族用と同じ実用一点張りの照明をそのまま使ってしまうことです。

明るすぎる白色照明や、影が強く出る配置は、

清潔感はあっても、どこか落ち着かない印象になりがちです。

来客用トイレでは、「使いやすさ」よりも「印象の良さ」を少し優先すると、空間全体の満足度が高まります。

家族用トイレに求められる照明の役割

一方、家族用トイレは毎日何度も使う生活空間です。そのため、来客用トイレよりも実用性と安全性が重視されます。

子どもから高齢者まで使う可能性があるため、誰にとっても見やすく、安心できる照明が理想です。

家族用トイレは“見やすさと使いやすさ”が最優先

家族用トイレでは、便器周り・手洗い・床面がしっかり見える明るさが必要です。

影が出にくい配置にすることで、掃除のしやすさも向上します。

また、夜間の使用頻度が高いため、夜中に目が覚めすぎないような配慮も重要です。

家族用トイレで役立つ照明の工夫

家族用トイレでは、通常照明と夜間用照明を分けて考えると、使い勝手が大きく向上します。

例えば、昼間は天井照明を使用し、夜間は足元灯や間接照明のみ点灯する、といった使い分けです。

これにより、安全性を確保しつつ、眠気を妨げない環境をつくることができます。

来客用と家族用を兼ねる場合の考え方

トイレが1か所しかない住宅では、来客用と家族用を兼ねるケースも多くあります。

その場合は、「普段は実用重視、来客時は雰囲気重視」に切り替えられる照明計画が理想です。

複数の照明を組み合わせたり、明るさを調整できる構成にすることで、どちらの役割も無理なく満たせます。

トイレ照明で“家の印象”が決まる

トイレは小さな空間ですが、

照明ひとつで「丁寧に考えられた家」という印象を与えることができます。

来客用トイレでは印象づくりを、家族用トイレでは日常の快適さを。

それぞれの役割を意識した照明計画が、住まい全体の満足度を高めてくれます。

まとめ

来客用トイレと家族用トイレでは、照明に求められる役割が明確に異なります。

来客用は雰囲気と印象を重視し、家族用は実用性と安心感を重視する。

この視点を持つだけで、トイレ照明の満足度は大きく変わります。