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自転車用照明

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自転車用照明とは?

自転車用照明とは、その名の通り自転車に装着して使用するライトです。夜間や早朝、視界が悪くなる夕方などの暗い時間帯に自転車に乗る際、視認性を高めて安全に走行するために欠かせないアイテムです。また、自分自身が見えるだけでなく、他の道路利用者にも存在を知らせる役割を持っています。自転車用照明には、前方を照らす「フロントライト」や、後方を知らせる「テールライト」などの種類があり、目的や使用状況によって適切なライトを選ぶことが重要です。

自転車用照明の必要性

視認性の向上

夜間や曇りの日、霧がかかっている日などは、視界が悪くなるため、他の車両や歩行者からの視認性が低くなります。このような環境では、自転車用照明を使うことで、自分の存在を周囲に知らせることができます。特に車道を走行する場合、車のドライバーに自転車の存在を認識させることで、事故のリスクを大幅に減らすことができます。

道路交通法による義務

日本では道路交通法により、夜間の走行時に自転車用ライトを点灯することが義務づけられています。フロントライトは白色または淡い黄色でなければならず、テールライトまたは反射板を備える必要があります。法律を守ることはもちろん、自分の安全を確保するためにも、ライトの装着と適切な使用が必要です。

見やすさの向上

自転車用ライトは、自分が見られるためだけでなく、道をしっかりと照らす役割も果たします。特に暗い道路や田舎道では、ライトがなければ足元の障害物や段差に気付けない場合があります。強力なライトがあれば、路面の状態を確認しやすくなり、快適で安全な走行が可能になります。

自転車用照明の種類と特徴

自転車用ライトは、主に「フロントライト」と「テールライト」に分かれます。それぞれの特徴と用途について詳しく見ていきましょう。

フロントライト

  • ・役割: 前方を照らして視界を確保し、他の道路利用者に自分の存在を知らせる。
  • ・光の色: 一般的に白色や淡黄色。
  • ・明るさ: ルーメン(lm)で表示され、数値が高いほど明るく、広い範囲を照らせます。
  • ・取り付け位置: ハンドルやフロントフォークに取り付けます。

 

フロントライトは走行中の視界を確保するための重要なアイテムです。特に夜間や暗い場所を走る際には、十分な明るさを持つライトを使用することが推奨されます。高性能なライトは、数百ルーメン以上の明るさがあり、道路全体を広く照らせるため、安心して走行することができます。

テールライト

  • ・役割: 後方の車や歩行者に自分の存在を知らせる。
  • ・光の色: 赤色が一般的。
  • ・取り付け位置: サドルの下やシートポスト、リアキャリアに取り付けます。
  • ・点灯モード: 点灯、点滅、フラッシュなどのモードがあります。

 

テールライトは、特に車からの視認性を高めるために重要です。赤色のライトは遠くからでも確認しやすく、また点滅モードがあればさらに目立ちやすくなります。視界が悪い天候時や夜間は必須のアイテムといえます。

自転車用ライトの選び方

用途に合わせた明るさの選択

ライトの明るさは、自転車の使用目的によって選ぶと良いでしょう。市街地での通勤や通学用であれば、100〜200ルーメン程度の明るさがあれば十分です。一方、郊外や暗い道を走る場合には、300ルーメン以上の高い明るさのライトが推奨されます。

バッテリーの持続時間

長時間の使用が見込まれる場合は、バッテリーの持続時間にも注目しましょう。充電式のライトは便利ですが、使用時間が短いと頻繁に充電する手間がかかります。また、長距離ライドには乾電池タイプや予備バッテリーを準備するのも良いでしょう。

防水性

雨の日や悪天候でもライトが使えるように、防水性能は重要なポイントです。防水機能がないライトだと、急な雨で故障する可能性があります。防水性能の基準である「IPX」表示に注目し、少なくともIPX4以上の防水性能があるライトを選ぶと安心です。

取付けの簡便さ

ライトの取り外しが簡単なものを選ぶと、通勤や通学時に取り外して盗難を防止するのに便利です。クイックリリースやシリコンバンドを利用した取り付けタイプのライトは、簡単に取り外しができ、持ち運びにも便利です。

自転車用照明の設置とメンテナンス

正しい設置方法

ライトの設置場所と角度も重要です。フロントライトは前方をしっかりと照らす位置に取り付け、斜め下を向けて直接他の道路利用者の目に入らないようにします。テールライトは後方から視認しやすい高さに設置しましょう。

定期的なメンテナンス

ライトの充電状況やバッテリー残量を定期的に確認し、必要に応じて充電や電池の交換を行いましょう。また、ライト部分の汚れやレンズの曇りを拭き取ると、光量が落ちることなく視認性を保てます。

おすすめの自転車用照明

フロントライトのおすすめ

CATEYE VOLT400

  • ・明るさ:400ルーメン
  • ・特徴:充電式で長時間の使用が可能。コンパクトで軽量。
  • ・価格:5000円前後
  • ・特に夜間の街乗りや通勤通学に最適です。

 

LEZYNE Hecto Drive 500XL

  • ・明るさ:500ルーメン
  • ・特徴:防水性能も備え、全天候で使える設計。USB充電式。
  • ・価格:6000円前後
  • ・視界が悪い山道や暗い郊外での使用にも対応できます。

 

テールライトのおすすめ

CATEYE Rapid Mini

  • ・明るさ:50ルーメン
  • ・特徴:小型で軽量、視認性が高い。点滅モードも搭載。
  • ・価格:3000円前後
  • ・夜間の視認性を確保し、コンパクトで扱いやすいのが特徴です。

 

Bontrager Flare RT

  • ・明るさ:65ルーメン
  • ・特徴:昼夜を問わず高い視認性を確保。Bluetooth対応。
  • ・価格:7000円前後
  • ・高性能で、特に通勤ライダーに適しています。

 

自転車用ライトの活用方法

安全意識を持って走行

ライトの点灯は自分の安全だけでなく、他の道路利用者とのコミュニケーション手段とも言えます。特に、周囲の車や歩行者が自転車を認識しやすくなるため、思わぬ事故を防ぐことができます。昼間でも視認性が低い場所ではテールライトを点灯させることで、周囲に自分の存在を知らせましょう。

点滅モードの有効活用

点滅モードを使用すると、ライトがより目立ちやすくなります。ただし、夜間のフロントライトでは点滅モードを避け、周囲がはっきり見える点灯モードを使用するのが安全です。テールライトには点滅モードが推奨されることが多く、後方からの視認性が高まります。

まとめ

自転車用照明は、夜間の安全性を確保するために欠かせないアイテムです。フロントライトやテールライトの選び方や設置方法、メンテナンスを理解し、自分に合ったライトを選ぶことで、安心して自転車に乗れる環境を作りましょう。