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楮を原料とした黒の雲龍紙を、ひとつひとつ手折りで成形したペンダント照明です。
PWTシリーズが持つ幾何学的な折りの構造はそのままに、紙の中に長い楮の繊維を漉き込んだ雲龍紙を用いることで、これまでとは異なる有機的で複雑な表情をつくりました。
規則的に繰り返される鋭い折りと、その中を不規則に走る楮の繊維。
人の手によってつくられた幾何学と、自然素材が持つ不均一な表情を重ね合わせています。
消灯時には、黒く染められた和紙と折りによる陰影が一体となり、輪郭の強い静かな佇まいを見せます。
点灯すると、内側から透過する光によって紙の中に漉き込まれた繊維が浮かび上がり、黒いシェードの内部に複雑な陰影が現れます。
光を柔らかく包むという和紙本来の性質を残しながら、あえて黒という色と鋭い折りを組み合わせることで、温かさだけではない、緊張感を含んだ光の表情をつくりました。
すべての折り工程を職人の手で行っているため、繊維の入り方や折り、光の透け方には一つひとつ異なる表情が生まれます。
素材が持つ不均一さを均質化するのではなく、その揺らぎをそのまま意匠として残した照明です。

 

[楮和紙 / 雲龍紙]

楮(こうぞ)はクワ科の植物で、日本では古くから和紙の原料として用いられてきました。
長く強靭な繊維を持つことから、薄く漉いても強度を保つことができ、書物や建具、灯具、衣類や雨具など、日本人の暮らしの中でさまざまな用途に使われてきた素材です。
雲龍紙は、地紙の中に長い楮の繊維を漉き込み、その流れや重なりを意匠として残した和紙です。
大正末期、機械製紙による紙の均質化が進む中、手漉きならではの表情を求め、福井の和紙産地で生まれたとされています。
細かくほぐされる繊維をあえて長く残して漉き込むことで、繊維が絡まり、重なりながら独特の模様をつくります。
その繊維が雲のように流れる姿から、「雲龍紙」と呼ばれるようになりました。
均一な紙をつくるのではなく、繊維そのものを紙の表情として残す。
光を透かすことで繊維の濃淡や重なりが浮かび上がり、一枚ごとに異なる景色が現れます。
植物から生まれる繊維と、それを紙へと漉き上げる人の手。
雲龍紙は、その双方の痕跡を残した、日本の和紙文化から生まれた素材のひとつです。

 

※製品の特性上、ムラや表情に個体差があります。

ハンドメイドならではの特徴としてご了承ください。

 

type:ペンダントライト

size:Φ330 / H295 / 2.0kg

material:スチール / 紙

lamp:E17

 

納期:受注生産品のため4週間

pendant light

PWT-04

¥77,500

(¥85,250 税込)

配送料別(全国一律¥2,500)

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