真鍮無垢材を削り出して成形した、小ぶりなペンダント照明です。
小さな佇まいの中に、無垢材ならではのずっしりとした重量感と、削り出しによる端正な輪郭を持たせています。
素材の加工から仕上げに至るまで、すべての工程を職人の手で丁寧に行っています。
黒色の仕上げには漆の伝統技法であるの本乾漆粉仕上げを施しました。
細かな乾漆粉によって生まれる凹凸は光をやわらかく受け止め、均質な塗装とは異なる、奥行きのある表情をつくります。
一つひとつ手作業で仕上げるため、表面の質感や色合いにはわずかな個体差が生まれます。
大量生産では再現することのできない、素材と手仕事の痕跡を残した照明です。
[漆]
漆は、ウルシの木から採取した樹液を精製してつくられる天然の素材です。
漆芸は、その土地の自然や気候風土、地理的条件、時代ごとの暮らしや社会との関わりの中で用途を変えながら、日本の歴史とともに発展してきました。
古くは狩猟具や道具の補強・接着から、器などの生活具の成形や加飾、建築、祭祀にまつわる神具に至るまで、用途に応じてさまざまな技法が生み出されています。
塗る、重ねる、研ぐ、蒔くなど、職人の手によって幾重もの工程を重ねることで、漆特有の深みのある色彩と質感が生まれます。
また、漆は完成した瞬間から一定の表情を保つ素材ではありません。
光や時間の影響を受けながら、色や艶、透明感がゆっくりと変化し、年月とともにその表情を深めていきます。
自然から採取された素材を、人の手によって加工し、時間とともに変化させながら使い続ける。
漆は、素材と技法、そして時間そのものを内包した、日本を代表する工芸素材のひとつです。
※製品の特性上、ムラや表情に個体差があります。
ハンドメイドならではの特徴としてご了承ください。
type:ペンダントライト
size:Φ39 / H88 / 0.5kg
material:真鍮 / 漆(黒)
lamp:E12